タイ東北部、北部の主食であるもち米(カオニャオ)を紹介します。
参考文献:世界の食文化タイ 山田均著
もち米は洗ってから一晩水に浸します。
浸水させたもち米をザルにあけ、蒸し布で包み蒸し器で30分蒸します。15分程蒸したら蒸し布ごとひっくり返し更に15分蒸すと下の方が水っぽくならず全体を均一に仕上げる事が出来ます。
タイの蒸し器を使うと表面がぱらりとし、噛む程甘味の出る美味しいもち米が出来上がります。
レストランに行くと、もち米はクラティップという竹で編んだ籠にいれて供される事が多いです。
クラティップはもともと弁当箱で、蓋と紐がついています。
ここから適当な量を掴んで、手で丸くにぎにぎとしてからおかずにつけて食べます。
もち米はフォークやスプーンで丸めたりちぎったりするのが難しいので手掴みで食事をするのが基本です。(都会ではフォークやスプーンを使ってお上品に食べる方もいます。)副食物は丸めたもち米をそのままつけて食べられるようなペースト状のものや濃い味のスープ、焼いた鶏肉などが多いです。
更にもち米は砂糖やココナッツミルクと共に竹で炊いてお菓子にしたり、炒って潰し調味料にするなどいろいろに使われます。
今ではバンコクや日本でも東北タイ料理、北タイ料理を楽しめるお店が増えていますので機会があればもち米も一緒に頼んでみてください。タイ料理がもっと楽しくなります。
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