タイにはいろいろな唐辛子があって、生唐辛子や乾燥唐辛子、赤いものや緑のもの、小さなものから大きなものなど様々です。(参考文献:世界の食文化タイ)
原産地は中南米で16世紀にタイへ入ってきました。タイ料理=辛いというイメージがあり、唐辛子はタイ料理の要とも思いますが意外にも新参者です。
唐辛子の辛味はカプサイシンで水には特に強い為、辛いものを食べた時に水を飲む方も多いと思いますがあまり効果は無いようです。
このカプサイシンの含有量で唐辛子の辛さはいくつかのグレードに分かれています。
①タイの唐辛子で1番辛く香りも強いのが小粒のプリッキーヌースワン。色は赤と緑があります。青パパイヤサラダ、ソムタムには欠かせません。
②小さくゴツゴツした唐辛子、プリックカリアン。こちらも辛味が強く、色は薄く、薄緑から黄色、オレンジなどがあります。
③プリッチーファーはツヤのある大きな唐辛子です。薄切りにして炒めものやカレー、料理の飾りとしても使います。赤や緑で辛味は穏やかです。
④プリックユアックは日本の甘長唐辛子のような見た目で色は薄緑色です。こちらもあまり辛くなく、良い香りがします。
⑤プリックヘン
乾燥唐辛子です。カレーペーストなどに欠かせません。砕いて粉唐辛子としても使います。中ぐらいのものと大きなものがあり、大きな乾燥唐辛子は干したものと黒っぽいスモークしたタイプがあって良い香りがします。
料理によって使い分けると唐辛子それぞれの特徴がわかり面白いです。是非参考にしてください。
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